WACCとは

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WACC

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WACC(Weighted Average Cost of Capital)は日本語では加重平均資本コストと言い、企業価値をDCF法で計算する際の割引率として使用します。
WACCはファイナンスの理論では、負債コストと株主資本コストをその構成割合で加重平均して求めます。
DCF法について簡単に説明すると、企業の価値を将来にわたるキャッシュフローの獲得能力を現在価値に直したものと考え、フリーキャッシュフローを予測したのちに、一定の割引率で割り戻すことで企業価値を算出するものです。このこの企業価値はM&Aの際の交換比率や売却価格の計算の基礎となる重要な数値です。
WACCはこのDCF法で使用する割引率です。なぜ負債コストと株主資本コストを加重平均するのかというと、予測するフリーキャッシュフローは負債と株主資本の両方を使用して(資産に投資され形を変えて)生み出されるものであるため、そのリスクを反映した割引率で割る必要があるためです。貸借対照表の借方(左側)で得る収益が貸方(右側)の構成比率やリスクによって影響されることで想像するとわかりやすいかもしれません。

お役立ち情報

実務においてWACCを計算することは難しくありません。WACCの計算式は、「負債コスト×(1-税率)×(負債/総資本)+株主資本コスト×(株主資本/総資本)」です。
負債コストとはいわゆる有利子負債の借入利子率のことです。M&Aアドバイザリーなら内部情報として借入利子率は容易に手に入るでしょうし、外部者であったとしても財務諸表の支払利息を有利子負債で割ればほぼ同じ数値がわかります。
税率は簡易的に40%を使用しますが、こだわるなら復興特別法人税などを反映させ、細かく計算します。ただし、将来にわたり税率が一定とは限らないため、細かく計算しても無意味でしょう。
(負債/総資本)は加重平均するための項目です。注意すべきは財務諸表上の数字ではなく時価を使用する点です。負債の時価は市場がないためわかりませんが、負債の時価と簿価はほぼ等しいと考えられるので、負債については簿価を使用します。株主資本の時価は時価総額ですので市場価格と発行済み株式数から計算できます。
株主資本コストはやや難しいですが、CAPMという計算式で計算できます。この式の構成要素のそれぞれもネットから拾えるものばかりです。

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